北海道開拓とともに歴史を刻んできた、
北海道銘菓「きびだんご」。

北海道銘菓として道民に親しまれてきた「きびだんご」は、
岡山県名物の餅粉やきび粉を使った羽二重餅の「吉備団子」とは全く異なる、
北海道独自のお菓子です。
名前の由来
なぜ「きびだんご」という名前を付けたのか?
関東大震災が日本を襲った大正12年、北海道のある食品職人が「災害の時にも、人を支え、心をつなぐ菓子が作れないか」と考え生まれたのが北海道銘菓「きびだんご」です。誕生当時は日持ちと腹持ちの良さから災害時用の非常食として重宝されていました。
この名前は【事が起きる前に備え、団結して助け合う】から「起備団合」として発売されました。北海道開拓にあたった屯田兵の携帯食に由来したことから、北海道開拓時の助け合いの精神と、「きびだんご」が誕生した大正12年に起こった関東大震災復興の願いが込められています。
当社きびだんごのルーツとも 言える「日本一きびだんご」は、桃太郎の【ともに戦い、分け合う】という物語の力に託し命名しました。
北の餅菓子
旅人に、子どもに、遠くに暮らすあの人に。
冬の寒さに鍛えられ、春の芽吹きに希望を重ね、人と自然が長い時間をかけて築いてきた北国の風土が生んだ一本。それが「天狗堂きびだんご」です。
水飴、砂糖、小麦粉、もち粉、あん。厳しい冬でも傷みにくい保存性の高い配合から生まれる、もちもちとした食感とやさしい甘さ。飾らず控えめ、それでいて確かな甘みの「天狗堂きびだんご」は、北海道という土地の心を、一本に託して届けてくれます。
きびだんごと聞けば、誰もが思い浮かべる桃太郎。ですが、北のきびだんごは仲間を募るためではなく、誰かを想って包み、贈るためにあるのです。
製造工程
名前の由来でご紹介したとおり、弊社の「きびだんご」は北海道独自のもので「吉備団子」とは異なる原料、製法で作られます。
北海道生まれの「きびだんご」が出来るまでをご紹介します。
生地作り原料を混ぜ合わせ餅を作る。
[きびだんご攪拌鍋]で餅粉や砂糖、水飴などの原材料を混ぜ合わせます。
がごめ昆布やくるみなど、商品別に原料を練り込みベースの餅が出来上がります。
選別餅を伸し適合サイズに切る。
- 縦長に伸ばした餅に粉をまぶします。
- 適合サイズに切り、余分な粉を落とします。
- 1つずつの重さや形を正確に判別して、規格外のものをはじきます。
仕上げ包装紙などで包みます。
- 1本1本、オブラートで包みます。
- 手作業でラミネート加工をした紙で包み、機械で包装紙で包みます
- 包装紙に包まれ、完成した「きびだんご」が次々と流れてきます。